ソーシャルICT研究センター

*次世代個人認証技術講座(三菱UFJニコス寄付講座)

 

【目的】
近年のインターネットの普及により、時間や場所の制限なく利用できる電子商取引の利用は依然として拡大し続けている。これに伴い、インターネット上での電子決済を安全安心に行うための個人認証技術の重要性も急速に高まっている。本寄付講座は、産官学の密な連携によるオープンスパイラル型研究を通じて、様々な社会インフラに適用できる真に有用な個人認証技術を確立する事を研究の目的とする。

【研究内容・研究課題】
インターネット上での電子決済はその利便性の反面、クレジットカードの不正使用等、セキュリティの観点では多くの問題を抱えている。また、生体認証をはじめ、不正使用等を防止する各種の個人認証技術が開発されてはいるが、実用性の問題に加えて、指紋等を認証に使うことへの心理的抵抗などの様々な問題を抱えており、現時点で真に有用な個人認証技術は確立されておらず、学問分野としても未成熟である。本寄付講座では、真に有用な個人認証技術の開発と実用化に向けた研究を行うとともに、本分野を今後担う研究者・技術者の育成教育も支援し、本分野のディシプリンとしての確立を目指す。

【期待される成果】
国内外の社会基盤となったインターネット上での電子決済を支え、国際標準とも成り得る真に有用な個人認証技術を確立し、安全安心な電子商取引の実現を通して、社会に貢献する。

【メンバー】
松浦幹太(特任教授)
山口 利恵(特任准教授)
鈴木 宏哉(学術支援専門職員)
小林 良輔(学術支援専門職員)

【実証実験】
MITHRA(Multi-factor Identification/auTHentication ReseArch) Project (パンフレット)

【ライフスタイル認証】

ライフスタイル認証による安全快適な社会の実現

【参考資料】
「ライフスタイル認証」解説記事 (月刊J-LIS平成29年6月号)
(※この資料は、地方公共団体情報システム機構発行「月刊J-LIS」平成29年6月号に掲載された記事を使用しております。 なお、使用に当たっては、地方公共団体情報システム機構の承諾のもと使用しております。)